10Feb
冬になるとなんとなく毛糸が恋しくなりますね。
前々から気になっていた編みぐるみなのですが、実は前に挫折したきり放置していました。
挫折したときに使用したキットとは違うのですが、DAISOで見つけたネコさんの編みぐるみキットにチャレンジしてみました!なんとかネコができあがったかと…!
自分でもはっきりわかるくらい不恰好で、ネコなのかクマなのか分からないような出来上がりになってしまいましたが、編み方はマスターできました。
もともと棒編み、かぎ針編みの基本は経験があるのでその分のアドバンテージはあるかもしれませんが、意外と、慣れればスムーズに編み進められました。
人には得手、不得手があるので全部の技法を薄く広くできるようになれば良いのかどうかと悩むこともあります。
でもできなかったことを1つ克服できた喜びはひとしおです!
もちろん今回もスムーズに最初の作り目ができたわけではなく、何回もやり直して、「え、これはどの目のことを言っているの?」「この目は数に数えるの?」等々の愚痴…ではなく自問自答を繰り返してようやく最初の作り目ができるようになりました。
毛糸でのハンドメイドがしたくなるこの時期に特におススメです!
使用したのはダイソー(DAISO)で購入したこちらのキットです。
もちろん編み図も書いてありますし、編み図の読み方、最初の目の作り方まで丁寧に書いてあります。
パーツも最後にバッグなどにぶら下げられるように丸カン、ボールチェーンも同梱されています。ただし、綿はケチらず使いたいと思ったので、追加で別に購入しました。
あらかじめ用意しておかなければならない特別なものは「かぎ針」と「とじ針」ですね。
かぎ針は母親に譲ってもらったクロバー(Clover)の5/0号のものを持っているのでそちらを使用しました。他の方のブログなどを拝見しましたが、こういった道具はさすがに100円均一のお店のものではなくきちんとした手芸メーカーさんの販売しているものの方が良いようです。
かぎ針ですと、「かぎ」部分に毛糸を引っ掛けて編んでいくわけですが、その「引っ掛け具合」に質の違いが出るそうです。
私が使っているかぎ針はこちら。
正直、棒編みと同じように長方形に編んでいくかぎ針編みしか知りませんので、「なんだこのぐるぐるした編み図は」というのが第一印象です。
でも編み始めの「わ」の作り方から説明書が入っています。なので素直に、書いてある通りに取り掛かります。
なお、最初の最初の手順として、入っていた毛糸を丸めました。
新品の毛糸の束から引っ張っていくならともかく、今回は結構無造作に入っていた毛糸だったので、まずは編んでいく際に困らないように毛糸を丸めておきました。
こうすることで後から毛糸が絡んできて…という面倒は無くなるので大切な一手間です。編んでいる途中で毛糸が絡んで進められなくなるのは結構なストレスです。
編み始めですが、手順に従って、左指人差し指に毛糸を二回巻きます。
「わ」にかぎ針を下向きに差し入れ、奥側にある、奥につながっている毛糸をかぎ針に引っ掛けて、「わ」の手前から引き抜きます。
さらに毛糸を1回引っ掛けて、先ほどできた目に通します。
これでくさり編み1目が出来たところです。
ここからは「わ」に最初につくる目を増やします。
また「わ」の下からかぎ針を通し、奥から毛糸をくぐらせてきます。
そこで持ってきた目を、はじめの1目目にくぐらせます。これで1目追加されました。
これを1周分行います。最初に立ち上げた目は数えません。最初につくる、ネコさんの頭の部分では1段目の目数が6目なので、目の追加を6目すると1段目が完成です。
そしてこのわっかを引き締めなければなりません。
端が切れている方の毛糸を軽く引っ張ると、わっかのたるんでいる糸のうち、片方だけが引っ張られます。
引っ張られなかった方の毛糸(説明書では、糸A)を引っ張り、説明書の糸Bの方を引き締めます。
再度、毛糸の端を引っ張って、糸Aのたるみも引き締めます。これで1段目の丸の形が見えてきました。
最後に編んだ目と、最初の目をつないで円にします。最初の目にかぎ針を差し込み、毛糸を引っ掛けて、一気に引き抜きます。
これでようやく1段目が出来上がりです。
そのまま2段目を編み始めるため、立ち上げとして1目鎖編みをします。
2段目ではいきなり「こま編みを1目に2目編み入れる」の記号が出てきます。
要は、土台となる1つの目から、2回、こま編みをします。
2回目。もう1回、同じ土台の目にかぎ針を差し込んでこま編みをします。
これで目が1つ増えました。
2段目は残りの目も同じ記号なので、同様に一周編んでいきます。
そしてまた、1目立ち上げて、編み図通りに3段目を編み始めます。
3段目まで編み終わったところ。なお、段数などを見失うとつらいので、編み終わった段にはチェックマークをつけています。
間違っても消せるように、私はフリクションボールペン(後から擦ると文字を消せるボールペン)を使用しました。
同様にどんどん編み進めます。途中経過。それっぽい丸い形ができてきて感動しています。
今度は「こま編み2目を1目にする」という記号が出てきます。要はこの後は目を減らして、丸い形ができるようにするということになります。
編み終わりは、毛糸を20cmくらい残しておきます。この残しておく毛糸で最後に各パーツを縫い合わせることになります。
手でざっくり綿を入れてからかぎ針の「かぎ」の反対側で押し込んでいきます。
綿を詰めました。
このとき、なぜか、詰め込むほどパーツがしっかりして良いと思っていたのですが…。あとから胴体部分とくっつけてみると、ぱつんぱつんになってしまいました。
お手本の写真を見るともっと腕も足も細長い仕上がりになっていたので、もっと写真を確認して詰め込み具合を調整すれば良かったと思います。
結果としてぷくぷくのかわいいネコちゃんになってくれたので今回は結果オーライとしようと思います!
では仕上げの結合作業です。
とじ針に、各パーツで最後に残していた毛糸を通します。この毛糸で結合部分を閉じていきます。
最後の毛糸の始末は、とじ針を少し遠めの位置まで差し込み、糸を強めに引いて目を結び目をして余分な糸を切ります。
残りのパーツの位置を確認しつつ、同様にとじ針でパーツを付けていきます。
パーツを付け終わったら最後に仕上げに目と鼻を付けます。
まず目の位置をざっくりパーツを差し込むだけで確認します。そして鼻部分を刺繍糸で作ります。離れた位置から刺繍糸を差し込みます。
最後に、仮止めしていた目のパーツをつけます。プラスチックの目のパーツにボンドを付けてから、目の位置に埋め込んで固定すれば出来上がりです!
せっかく丸カンとボールチェーンが付属されていたので、そちらも付けて完成です。
ねこさんの右手側は目が荒かったのか、かつ、綿を詰めすぎたのか、中の綿がむちむちと見えてしまって少しかわいそうな出来上がりでした。。
今回はキットに従って作ったので、キットの手本どおりに出来上がるのが理想なのですが、これはこれでぽっちゃり系ネコとしてはかわいいかもしれないです。
ただ正直なところで直した方が良いと思った点としては、腕と足の部分は、ほとんど綿を入れないほうが良かったです。
特に腕と足の根っこの部分にまで綿を詰めこんだために、とじ針での結合作業もパーツを抑えづらく、その作業のやりやすさ的にも腕・足の先端部分にちょっと丸めた綿を入れるくらいで良いでしょう。
そのようにすればもっとスマートなネコさんが出来上がったと思われます。
冒頭で記載したように、編みぐるみは私にとって1回挫折したハンドメイドでした。うっすらとした記憶では、最初の目の作り方が今回のものと違っていたと記憶しており、たまたま今回の目の作り方が私に合っていただけかもしれません。
でもできなかったことを1つ克服できた喜びはひとしおです!
もちろん今回もスムーズに最初の作り目ができたわけではなく、何回もやり直して、「え、これはどの目のことを言っているの?」「この目は数に数えるの?」等々の愚痴…ではなく自問自答を繰り返してようやく最初の作り目ができるようになりました。
人には得手、不得手があるので全部の技法を広く浅くできるようになれば良いのかどうかと悩むこともあります。1つの技法のプロフェッショナルになった方が強みとしてはいいような気もします。
でも何か1つできるようになったことの嬉しさはやはり変わらないので、今回も嬉しさいっぱいです。そして今度はもっと普通の感性の方から見ても「かわいい」と思ってもらえるレベルの編みぐるみを作れるよう、精進いたしますー。
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1976年1月に生まれた40代の女性です。趣味は、カメラ、ハムスター、ハンドメイドです。
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