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こんなに簡単でビックリした!帆布トートバッグの持ち手を作ってみた。

帆布トートバッグ製作の続きです。今回はトートバッグの持ち手部分をミシンで縫います。11号帆布をミシンで縫って、トートバッグの2本の持ち手を製作します。持ち手となるオリーブ色の11号帆布は裁断済みです。

正直なところ今までは、バッグの持ち手なんて既製の太い紐を使えば良いものだと思っていました。ところが帆布を使ってこんなに簡単に丈夫な持ち手が作れることを知ってびっくりしました。布とミシンがあれば何でも作れてしまうのではないかと思ってしまったほどです。
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帆布トートバッグ製作の前回の記事はこちらです。
無地の帆布にピンクの花柄パイピングが良いアクセントになった。帆布トートバッグの花柄ポケット製作工程

ミシンの準備をする

ミシンは最近友人から譲ってもらったもので、型も古く、最低限の直線縫いとジグザグ縫いしかできないと聞いています。譲ってもらってからポケットティッシュケースやがま口などの小物類は作ってみましたが、今回のような大きめのものは初めて縫います。8号の帆布を重ねて縫う馬力があるのか少し不安です。

このようなオーソドックスなミシンで、フットコントローラーも付いていません。私の部屋の場合、背の高いテーブルがないのでどちらにしろ使えませんが、一般的にはフットコントローラーがある方が使いやすいようです。私はミシン前面にあるスタート・ストップボタンで操作をします。
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持ち手に使うのは11号帆布なので、ミシン針は11番、糸は60番のものを使います。帆布の色はオリーブですが、直線縫いで模様を付けるので、糸はワインレッドに近い赤色を選びました。まずはボビンに下糸を巻くところから作業開始です。
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ミシンの説明書通りに糸を掛けて、ボビンを所定の位置にセットします。
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スタートボタン、スットップボタンで操作をして下糸を巻き終えました。久しぶりの作業なので説明書を頼りにしましたが、ミシン本体に糸を掛ける順番も振ってあるので、次回からは説明書がなくても自分で出来そうです。
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下糸を巻いたボビンをボビンケースにセットします。
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上糸をミシンに掛け、下糸を引っ張り出して、ミシンの準備は完了です。
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持ち手を作る

持ち手用に裁断したオリーブ色の帆布は4枚あり、2枚につき1本の持ち手を作ります。まずは1本目の持ち手製作です。2枚の帆布を中表に重ねてまち針でとめます。
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端から8mmのところをミシンで縫います。このようなときにミシンの針板に目盛りが振ってあると便利なのですが、このミシンには目盛りが付いていないので、代わりに自分で物差しを当てて、布の端がどこにあれば8mmになるかを確認しています。今回の場合、押さえから右に1mmほど出ている場所に布の端が来る状態で縫えば良いと分かりました。
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ミシンで直線縫いをしていきます。
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直線縫いが終わりました。本来先に確認しておくべきでしたが、裏に返してみて、表の縫い目と裏の縫い目を確認しています。上糸または下糸の片方だけが引っ張られていないか、つまり糸の調子が上下で合っているかを確認しました。特に調整の必要なく、糸の調子は合っていました。
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縫い代の部分を開いて、目打ちの柄で押さえつけて縫い目を開きます。この作業のためのへらなどが手芸店で売っているのを見たことがありますが、参考にした本には目打ちの柄で良いと書いてありました。目打ちは良く使う道具なので、これでへらの代用ができるのは助かります。
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綺麗に縫い目を割りました。
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裏に返し、帆布の縫い代部分を折って、また目打ちの柄で折り目を付けます。
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もう1枚の帆布も縫い代を折ったところです。
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折った縫い代部分にボンドを塗ります。
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ボンドは縫い代をはみ出さないように、細く塗っていきます。
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細く塗ったボンドを、指の腹を使って薄く伸ばしていきます。
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上下の縫い代部分を張り合わせます。
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きちんと折り目が付くように手のひらで押していきます。
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ボンドが乾いたら、接着した縫い代の端から2mmのところをミシンで縫います。今回も定規を当てて、布の端がどこに来ているように縫えば良いかを確認してから縫い始めます。
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11号帆布が4枚重なっているからかボンドを使った場所だからか、先ほどより縫いにくくなっています。しっかりと布を押さえて、ゆっくりと縫い進めていきます。
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2mmと3mmの間ぐらいの場所を縫えたので、良しとして次の工程に進みます。
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残り2枚の帆布でも同様の製作作業をします。2本目の持ち手です。
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飛び出している余計な糸は適宜切っていきます。
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2本目の持ち手も、先ほど同様、ボンドを塗って貼付けます。
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端から2mmのところを縫っていきます。
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1本目の持ち手と2本目の持ち手が同じ状態まで出来上がりました。次に持ち手を3等分する2本の線を縫います。まずは1本目の持ち手に、2本の線を縫います。
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3等分する2本目の線を縫っています。
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1本目の持ち手を縫い終えたので、2本目の持ち手も、同様に3等分する線を縫います。
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2本目の持ち手も、3等分する線を縫い終えました。
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しかし、あまりにも3等分というには酷い位置を縫ってしまいました。
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妥協できないほど酷かったので、リッパーを使って縫い目をほどいていきます。わざわざほどいて縫い直すのは手間になりますが、出来上がってからここを直さなかったことを後悔することは避けたかったので、やり直すことにしました。

手芸において、スタートの手順で妥協をしたことが、後々になって作品の出来を大きく左右することがあるという実感があります。ただしあまりに完璧を求めると作業が進まなくなってしまうので、これで良しとするか、こだわってやり直すかの判断は悩ましいところではあります。
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誤って帆布を傷付けてしまわないように気をつけながら、糸だけを丁寧に切っていきます。ある程度糸を切っては、ほどいていくことの繰り返しです。
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手こずりましたが、2本の縫い目を全てほどきました。
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再度、2本の線を縫っていきます。
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1本目は先ほどより良い位置に縫えました。
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2本目の線を縫っています。
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2本の縫い直しが終わりました。今回は納得できたので、トートバッグの持ち手2本の製作はこれで完了です。
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正直なところ今までは、バッグの持ち手なんて既製の太い紐を使えば良いものだと思っていました。ところが帆布を使ってこんなに簡単に丈夫な持ち手が作れることを知ってびっくりしました。布とミシンがあれば何でも作れてしまうのではないかと思ってしまったほどです。せっかくミシンを持っていて、それを使うことがとても楽しいので、今回の帆布トートバッグ製作が終わったらもっともっと色々なものを作りたいと、少し気は早いですが思っています。


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1976年1月に生まれた40代の女性です。趣味は、カメラ、ハムスター、ハンドメイドです。

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